デジタル設計って何?
建築設計には意匠設計、構造設計、設備設計があります。
デジタル設計も、一つの専門分野として建築設計に欠かせない専門職になるよう願いを込めて弊社で定めた造語です。
具体的には、建築設計業務にデジタル技術を活用することで以下を可能にします。
・設計作業の一部をコンピュータにさせることでの設計の効率化
・設計者がコンピュータを繋がることで新たなデザインの実現。
近年、働き方改革や社会の風潮から10年前とは設計事務所の働き方も変革が迫られています。
同時に以前よりも、より良いデザインを世に出したい気持ちは変わりません。
様々な分野でDX(デジタルトランスフォーメーション)と言われる今、設計事務所の業務もデジタル設計で効率的に、価値あるデザインを実現できます。
デジタル設計って何ができるの?
デジタル設計って具体的に何ができるの?と思われるでしょう。
これは、コンピューターで何ができるの?という質問と似ています。コンピューターでは映像や写真を見れたり、文字が書けたり、計算したり。図面も音楽も作れます。
デジタル設計でできることも同様で、使い方次第で可能性は無限に広がります。
ここでは一例をご紹介。
デジタル設計を使えば、3Dモデリングによる視覚化はもちろん、斜線制限など法規を視認しながらのスタディや、面倒な多角形や曲線を用いた建物の図面化も素早く行えます。
また、プログラミングやAIを組み合わせることで様々な最適化が行えます。
例えば逆天空率、多角形、曲面を利用した建物で天空率でクリアするにはどのような形状にすればよいかを数万通り形状を
AIに自動計算させることで収まる形を見つけます。
そのほか、自由曲線の平面を収容人数からの要求面積に合わせるべく最適な分割方法を探すなど、使い方は幅広くあります。